薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

「使いにくい」って素敵

f:id:xtomohiro:20161101011135j:plain

最高の商品とは何か?

 

使った瞬間に馴染むもの。

自分になかった発想を与えてくれるもの。

説明がなくても感覚で使用方法がわかるもの。

色々なものが最高の状態には必要かもしれません。

 

何か買い物をして、使ってみる。

でも思った感じと少し違くてうまく使えない。

 

そんなことってあると思います。

 

でも、使用しているうちに、

その商品のクセのようなものがわかってくる。

どの様な使い方をすれば、自分の望む結果へ近づくのかわかってくる。

 

この「自分で」商品のクセを見つける。

という作業が、「自分だけの」使い方に繋がり、

商品へのスペシャリティを抱くきっかけとなることもあります。

 

自分で修正する、

その「遊び」を残しておく。

コンテンツには大切な要素なのかもしれません。

愛しい苛立ち

f:id:xtomohiro:20161030003052j:plain

夢がない。

未来に希望を感じない。

何をしたいかがわからない。

自分が好きなものが何かわからない。

 

そんな時は、

自身の苛立ちに目を向けると、

そこに面白い発見があるかもしれません。

 

何に苛立っているか。

あるいは何を攻撃されていると感じているか。

 

考えてみると、

自分の大事な価値観、

好きなもの、こと、人、

何かしら自分の中心に近いものが脅かされている。

 

逆も然り。

誰かが荒れている時、

どこか不安そうな感じがする時、

相手も大事な何かを意識、無意識で守っている。

 

そう感じ取れる様になると、

少しだけ自分の辛さや切なさが許せてくる。

どこか、相手の苛立ちや惨めさが愛おしくなる。

ほんの少しの転換が、あなたとあなたが関わる色々を温めてくれる。

 

今日も少しだけ、

自分に寄り添って、

空っぽも楽しんであげよう。

華麗に際立つ

f:id:xtomohiro:20161030001112j:plain

カレー、

とってもスパイシーで、

じわっと汗ばむけれどそこがまた痛快で...

 

少し辛いな...

紅茶を口に含むと

驚きと発見と感動がありました。

 

口内の油分が絶妙に流れ、

スパイスだけが舌の上に残留して、

先ほどとは段違いの刺激と爽快さが一気に鼻腔を駆け抜ける...

 

何かを説明したい。

何かの凄さを知ってほしい。

 

そのためには、

シンプルであることが大事。

でも、シンプルに「する」ことも大切。

全体像を見せたあとに、思い切って要旨以外をそぎ落とす。

 

その瞬間にはっきりと見えるイメージ。

切れ味は相当なものであることは想像に難くない。

 

表舞台に立つ裏方

f:id:xtomohiro:20161016190628j:plain

何かを成し遂げた方。

 

秘訣はなんですか?

どんな苦労をしたのですか?

家族のサポートもあったのでしょう?

 

ドキュメンタリー、

確かに感動してしまいます。

そんな生活を夢見ることもあるでしょう。

でも、どうしても下品な話題だなと思ってしまいます。

 

綺麗なお店、

素敵な建物や庭。

でも、掃除用具やゴミ袋が見えると、

どうしても興が削がれてしまうことがあります。

 

裏方だからこそ、

価値があるし、格好が良いのです。

裏方ばかりを取り上げすぎて、表舞台に立たせたら、

本来見せたい景色がぼやけてしまう。そんなこともあるでしょう。

 

何を見せたいのか。

そして、見せたくないのか。

それを察することもまた、相手への敬意の示し方かもしれません。

ピンクになりたい

f:id:xtomohiro:20161016190535j:plain

美術館で

出会いました。

 

その色に包まれていると、

とても爽やかで、新鮮で、優しい。

そんな気持ちになれるような、綺麗な絵でした。

 

一目見て、

心を掴んで離さない。

じっくり見ると、こんな色もあったのか、

発見や驚きや学びがあって、もっと知りたくなる。

 

まさに理想の縮図を見た気分でした。

たまには美術館に足を運ぶのも良いかもしれませんよ。

それで、何人かは思ってくださるはず。「ピンクになりたい」って。

育った!!

f:id:xtomohiro:20161016190416j:plain

食べようと

買っておいたピーマンを放置していたら、

綺麗な赤になっていて、緑とのコントラストが素敵でした。

 

この時

「育った」

そう思いました。

 

カビが生えていたら、

きっと「腐った」と思ったでしょう。

 

実際どのような認識が正しいかはさておき、

気持ちって、変化をどのように自分に落とし込むかで、いかようにも変わります。

 

言葉も

気持ちも

変化に引っ張られて作られます。

 

どう認識するか?

一旦保留して、素敵な解釈を考える時間が、

あなたのもっと魅力的な表現や、所作を作っていくかもしれません。

 

そんなことを思った今日の夕餉でした。

無限の玩具

f:id:xtomohiro:20161016190235j:plain

つまらない人。

 

どんな人でしょう?

知識の少ない人?

反応の薄い人?

 

でも、引き出しても良いんです。

育て上げても良いんです。

 

「つまらない」

 

あなたの中で、

消費が生産へと変化する瞬間です。

その気持ちを逃さずに、世界に一つなにかを生み出しましょう。

 

そしたら、

あなたも皆も、

わくわくの毎日になるはず。

誰かと無限に遊べるようになるはずです。