薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

言わないという選択、またその先へ... (4/4)

※連載ですので、過去記事もどうぞ

 

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 嘘をつかず、

お互いにプラスになる。

そんな方法を模索していると、

シンプルな答えにたどり着きました。

 

「相手の価値を引き出す」

 

マイナスとプラスがあれば、

それを打ち消したり、覆したり、

数字の上ではそんなことができますが、

それは同じ点に異なる事象を詰め込んだ際に可能になります。

 

流れる時間の中で、

行動や、表現を、その時間時間で表す

 

そんな私たちの中で、

プラスはプラスのまま、

マイナスはマイナスのままで、

歩んできた道の上に残り続けます。

 

だから、

マイナスを消す、

つまりネガティブの否定は解決にならない。

 

そもそもネガティブの否定は、

未来から、過去生じたネガティブにアプローチしている時点で、

隠すことはできてもなくすことはできない。そう考えることができると思います。

 

だから、会話の中で

「相手の価値を引き出す」

相手の時間軸の中に新しいプラスの線を作る。

そうすることで、相手はマイナスを持ちながらでも、

よりよいプラスを愛おしい、大切にしようと思えれば、

騙すことなく、負から目をそらすこともなく、歩んで行けると思いました。

 

でもこれが難しい。

本人は気がついていないけれど、

気がついた時にできるかもと思わせる、

その場で、その可能性を感じるものでないといけません。

 

でも、

楽しい、

わくわくする。

そんな感情にしたがって、

しばらくはこの考えを育てて、壊して、成長させていきたいと思っています。

 

長くなりましたが、

4日に渡り、過去から今にかけて、

私の考え方の方向転換、変遷をお伝えしました。

この変遷の繰り返しを、残りの人生でまだ何度もしたい。そう思います。

 

ここまで読んでくれた方。

本当にありがとうございます。

そんな優しいあなたに、今日も良いことがありますように。

 

(終わり)