薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

言わないという選択、またその先へ... (3/4)

※連載ですので、過去記事もどうぞ

 

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そんな人との関わり方の中で、

この方法に、どこか心の中でまだもやもやしている、

手応えはあるのに、そんな気持ちが芽生え始めていました。

 

ある日ふと思いました。

負の表現は回避したいし、

お互いにプラスになる方法はある、

それを探したり、表現することの価値は疑いない

 

でも、そう考えた人の気持ち、

そう見られたと感じた人の気持ちは、

与える影響はどうあれ、きっと本心なのだと思います。

それを否定することは、負の感情でもその人を否定することになると思いました。

 

「言わない」

これだけでは、

いつか嘘を言わなければ凌げない。

きっとその嘘の蓄積が自身の精神を蝕むことになる。

 

方法を、捨てるか、育てるか、

そんな時期にさしかかっていました。

 

(続きます)