薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

言わないという選択、またその先へ... (1/4)

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何を伝えるか

それと同等以上に

「言わない」という選択が

その人の印象を大きく左右します

 

余計な一言

なんて表現があるくらいで、

言葉にも引き際の判断が必要なのでしょう。

 

でも今回は、もう少し気の長い話。

 

本来人をけなす場面で、

人を褒めることができたら素敵だな、

どんな場面でもお互いが気持ちよくなれる対応、

言葉選びがあるはずだ、そんなことをずっと思って生きてきました。

 

初めは、ネガティブの否定から始めました。

そんなことないですよ。素敵ですよ。そんなことを言いました。

 

一度でもけなしたら、

その後でいくら取り繕っても、

その事実は残り続けて、それが枷となります。

 

時間がたっても、

とても嬉しいことがあっても、

その過去の事実が、意識、あるいは無意識に、

「この人の、この言葉は、表情は本心なのかな?」

そんなノイズがどこかに残って、伝えることがどんどん難しくなります。

 

だから、一貫しました。

絶対相手を肯定する姿勢は曲げない。

そして、否定する表現はせず、表現を変換して、

相手の心にすっとおさまる言葉を探し続けて、表現してきました。

 

少しずつ、

お話しできる人が増えました。

話しかけてくださる人が増えてきたように思います。

 

(続きます)