薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

蔵の扉

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夏は涼しく、

冬は暖かい、

そんな蔵の中。

実際の温度はほぼ一定で、

涼しい、暖かいと感じるのは、

外界との気温の差によるところが大きいようです。

 

火も

弾丸も通さず、

見た目の美しさもいわずもがな。

 

土の力って凄いなと思います。

 

唯一環境が変わるのが、

扉を開けた時でしょうか。

 

荷物の出し入れ、

あるいは換気をするための、

扉部分を見てみると、何重にもなる段が、

閉じた時にしっかりと重なり合って、甘さがない。

 

強い入り口は、

強い中身を作る、

そんなことがわかります。

 

人間にも転用できるでしょうか。

口、耳、鼻、色々な扉がありますが、

異なる部分と言えば、開きっぱなしのものも、

入り口と出口が異なることものもあるってことでしょうか。

 

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