薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

手のひら返し

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あちらです。

なんて誘導する際、

指を指すのか、手のひらを上にして、

方向を促すのかで印象はだいぶ異なると思います。

 

たったこれだけの違いで、

どうしてそこまで印象が違うのか、

少しだけ考えてみるのも面白そうかなと思いました。

 

本来、

内側には、

生物として大切なものが詰まっています。

 

脳、心臓、血管、

そう考えていくと、

手の甲よりも平の方が、

より内側に近く、大事な部分になるかもしれません。

 

大切な部分を見せられた相手は、

自分に対して相手は敵意を感じていない、

あるいは好意的であると捉えるので、良い印象になるのでしょうか。

 

たとえば、

口を閉じているより、

口が開いているほうが無防備に見えるし、

笑い方も歯を見せてにかっとしたほうが壁のない印象に思えます。

 

じゃあ、人間の一番内側、

一番大事なものってなんだろうか?

疑問が尽きない今日この頃なのでした....

黒の色

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絵を描いていて、

最近感じることがあります。

 

影、

陰影、

それらを描くのが楽しい。

 

ペンで形をとって、

影をつけていく瞬間に、

どんどん絵の表情が変わっていくのが楽しいんです。

 

黒にも色々な色があるんだなぁ...

そんなことを思わせてくれます。

 

一言で表しているものが、

色々なものに分類されていたり、

あるいは、違う言語だと、言い方に段階があったり...

物事の捉え方の違いを交換したり、見せ合ったりするのってなんだか素敵です。

 

こだわりって、

目の良くなった人が、

さらに深く潜るための方向性なんだなぁ...

そんなことを思ったお昼のまったりな一時でした...

洗濯機にため息

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ガタゴトと動いて、

気持ちの良い毎日には、

洗濯機の活躍が欠かせません。

 

一気に洗えるし、

大きくても小さくても、

わけ隔てなく洗ってくれて、

とっても感謝している毎日です。

 

ぴーっと鳴って、

終了を教えてくれた時、

ガタン。電源がひとりでに切れます。

 

この潔さと、

仕事後の電力を、

自ら抑えてくれる優しさ。

仕事した後で疲れているのにこの気遣い。

あぁ格好良いなぁ...ため息をつかされる今日の朝でした...

違いのわからぬ大人

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ゆっくりとした時間の中、

素敵な椅子と、あったかい飲み物と、

できたてのトーストの香りがふんわりと朝の日差しを包んで...

 

たまには

外で朝を迎えるのも

趣があって良いかもしれません。

 

外で飲むコーヒーがとても美味しい...

でもどう美味しいのか、他との違いは何か、

煎り方、酸味、コク、特別表現する言葉を持ち合わせていない。

 

でもなんだか楽しい。

なんだか嬉しくて良い朝になりそう。

 

いつも何かと何かを比べたり、

目標との差をはかって未来に近づいたり、

そんな日常を送っている人は、たまの休みに必要かもしれません。

 

絶対評価

 

前と比べての相対評価ではなく、

今この瞬間自分がどう感じ、どう思っているのか、

そんなことに軸を合わせてみると新鮮な気持ちになれるかもしれません。

 

今日も良い日になることを祈って、

違いのわからぬ大人が一人、素敵な時間を過ごしつつ...

学問入門

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勉強

好きでしょうか、

できれば避けたいことでしょうか?

 

教える側の経験も、

人生のどこかで1度はあるでしょう。

教える時には何を一番大切にするでしょうか?

 

まずは、

簡単だと思わせる。

これが大切だと思います。

理解をすることは方法次第で簡単になり、

知識より自分への落とし込み方を探ることが大事だと気づかせてあげる。

 

簡単だと感じたら、

問題を発展させることになります。

自分でより難易度の高い問題、あるいは未知の分野へ踏み込む、

そんなことに楽しさを感じる様になってくると最後のもう一歩に踏み出せます。

 

どうその解法へ辿り着いたか、

どうしてその問題を考えようと思ったのか、

おそらく、そんなことを考えることになるでしょう。

 

そこに思考の跳躍を見つけます。

筋道立てて考えていたことが、思考の飛躍を後から補ったものだと気がつきます。

 

人間は穴を許せない、

間を埋めたくなってしまう生き物です。

 

おそらく、

思考の跳躍、

この経験をできるかどうかが、

勉学を自分にとって意味あるものにするのか、

それとも自分には縁のないものと考えるかの分岐点でしょう。

 

でも経験したら、

学問からは逃げられなくなるでしょう。

人間は、楽しいこと、気持ちいこと、強烈な衝撃、

そんなものを何度でも求めてしまう素直な可愛らしい生き物なので。

本の森で自分を見つけて

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自分のことを知りたい。

自分のことがよくわからない。

そんな時には散歩がオススメです。

 

本屋さんを、

端から端まで、

本の表紙を見て回りましょう。

 

反応しないもの。

つい中身を開きたくなる本。

なぜかどうしても近づきたくない本棚。

 

足を止めた島。

足早に去った島。

 

書店の全体図を見て、

その場所を通った際に感じたこと、

滞在が長かった場所などをまとめていくと、

思いの外いろいろな発見があるかと思います。

 

あなたが歩んできた道が、

その地図にはしっかりと現れます。

その後は、旅するも良し。その島で過ごすも良し。

あなたのわくわくに従って、世界を楽しんでください。

記念日

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覚えている。

素敵なことだと思います。

 

誰かと話をして、

時間がたって再開した時に、

その時の会話を覚えていてくれる。

 

どこか自分が認められたような、

とっても幸せな気分になることもあるでしょう。

 

でも、

忘れられていても、

ほっこりしてしまうこともあるかもしれません。

 

その時のことを何も覚えていないけれど、

その時に話した内容がその人の考え方や生き方へ影響したり、

そのままの形ではなく、バラバラになった材料で、何か別のものが生みだされていたり

 

人の受け取り方や、

表現の仕方には際限がありません。

 

だから、

忘れている、

そんな状態でも、

もっと相手を見てみましょう。

 

何か会話や経験の残り香の様なものを感じ取れたら、

もっと人の可能性を感じて、もっと人に優しくなれるかもしれません。