薄墨と紙さえあれば〜手描きの風景と一言〜

手描きの一筆に添えた文書...筆者のほんわかな毎日がほろっとこぼれます。

世界に1人

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「孤独」

どんな印象でしょうか?

 

寂しい、

切ない気持ち、

人恋しくて誰かに会いたい、

世界に誰もいない様な一人きりの感覚。

 

目を閉じても、

目を開けても変わらない孤独感。

 

でも世界に一人なんて、

とっても壮大で贅沢な感じがしてしまいます。

こんなに人がいる中で、こんなに色んな考えがある中で、

誰とも賛同できず、寄り添えない。そこに特別以外なにを感じるでしょう。

 

孤独を大事にしましょう。

 

今あなたは世界に一人っきり。

世界で今あなたしか考えていないこと、

世界であなたしかできない生き方や振る舞い。

そんな特別に絶えず囲まれているのが今の孤独です。

 

きっとその時間が、

過去と今と未来のあなた、

あなたを取り囲む大事な人達を、

意味ある素敵なものへと変えてくれるはず。

 

素敵な未来にのぼせてしまうから、

今のうちに孤独に涼んでおくべきです。

普通の価値

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普通であること

マイナスのイメージを持つ人も多いかと思います。

 

代わりがきくし、

特別な技術もなく、

常識かた飛び出た発想もできず、

将来の発展性も自分で想像ができない。

 

でも、

逆に考えれば、

その自分が素敵なことが出来たら、

なにか楽しいことを思いつけたとしたら、

それは特別ではなく、みんなが習得できる「技術」たりえます。

 

「才能」に対して、

「技術」は少なくない価値を持ちます。

目指す場所に近づくために皆に与えられた最高のツールです。

 

考えることをやめず、

技術を浴び続けること、

そうすれば、「普通」も光り輝く。

どんな石ころでも磨くのをやめなければ、いつか全てが光り輝く。

 

輝く世界の中、

あとはあなたの美しさを、

あなたの方法で人に伝えていけば良い。

「も」

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人にとって大切なこと、

どうしても譲れないこと、

考え、物事、時間、空間、色々あると思います。

 

お互いに、

それらを大事にすべきだし、

どちらかを100%否定も肯定もできないことでしょう。

 

議論し、

ぶつかって、

大事なものを出し合って、

より良いものを作り出す機会もあるでしょう。

 

その時に、

それ「も」とっても素敵だけど...

この相手と自分を1つの空間にまとめる「も」が大事です。

 

考えは平行線でも、あるいは逆でも、

相手の意見に感情を差し込まずに受け入れることで、

はじめてお互いが対等な交渉のテーブルにつけると思います。

 

良い悪い、

好きか嫌いか、

決めるのはその後で良いんです。

 

「受け入れること」と「賛同すること」

これは全く違うことだとわかることが相手と対等に話す第一歩です。

 

相手を気に入らない。

でも相手が話す時間は絶対に守ってあげる。

そんな所作が、粋で、格好が良い大人のやり取りだと思った夜なのでした....

感動は集中が切れる刹那に

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どんな時に

感動して涙したり、

驚いて心臓がばくばくしたりするでしょうか?

 

お化け屋敷

先が見えない時、

色々なことを想定して、

想像と同じことが起こっても、

わかっているはずが、それでもびっくりしてしまう。

 

これは、

今見えている、

あるいは考えている範囲の外から、

何かが飛び込んできた際に生じることの様に思います。

 

恐怖や集中、

何かに夢中になる程に、

顕微鏡の様に自分の見えている範囲は狭く暗くなる。

 

すると先程まで見えていたものも、

するりと意識の外に飛び出してしまい、

いろいろなことが自分にとって想定外になってしまう。

 

そこに、

驚きや感動が生まれる。

そんなこともあるかもしれないなぁ...

そんな風に想像した今日の帰り道なのでした...

発見の凄さ

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文が素敵、

歌が上手い人、

身体能力がずば抜けている人、

表現が色々な形で存在するって素敵なことだと思います。

 

自分で拙い文を書いて、

毎日少しの時間だけ絵を描いて、

人の表現に触れて思うことがあります。

 

初めてその文を作って、

初めてそのフレーズを思いついて、

それが生きる形を想像して捨てずに「残した」

 

そのセンスが凄まじいと感じます。

 

そこだけで切り取ったら、

パッとしない文章や音でも、

前後の展開次第で一番の盛り上がり、

その作品を象徴するような場面になっている。

 

可能性を感じて、

使い方を想像して、

未来に繋げ残していく、

そこに発見の凄みがあるのかもしれません。

本当に凄い発見はその場で分からずに、後から気がついて寒気がするほどに鋭い。

相手にされない

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小さい時、

大人の話に混ざりたかった。

難しい話、まだ早い話、色々な理由で話に入れなかった。

 

でも大人になってみて、

その時のことを思い返すと、

悪い感情は不思議と少しもない...

 

真面目な顔をして、

途方もない夢の話をして盛り上がり、

子供に真面目に説明するにはどこか気恥ずかしい。

 

そんな純粋な照れが、

あの頃に混ざれなかった、

大人の輪の中にはあったのかなぁ...

 

そんな素敵な感情で、

誰にも響く言葉や表現を今日も探しています。

シンプルであれ、簡潔であれ、ほのかに恥ずかしくあれ...

鏡よ鏡...

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もし鏡がなかったら...

そんな事を考えてみました。

 

自分の存在を

自分で認めてあげないと

どこか不安な感じがしてくるかもしれません。

 

自分を知るため、

他者と関りの中で、

その相手の反応で自分の性格、

姿勢、弱点、長所などを感じ取ることもできるかもしれません。

 

どんな関わりでその様に思えるでしょう?

相手との話の内容でしょうか?それとも相手の反応?

 

自分を鏡で認めると少しほっとする自分がいます。

きっと人の顔には他の部位にはない情報がたくさん詰まっている。

感情だったり、自信だったり、まだ知らない何かがそこにはあるのでしょう。

 

不安になった時、

気分が落ち込んでしまった時、

まずは自分に問いかけてみましょう。

 

声をかけなくても、

きっと自分の前に立つだけで、

その表情は自分に何かを語りかけてくれます。

 

今日の自分はどう見えるでしょう...

楽しそうでしょうか?

それとも寂しそう?

鏡よ鏡...